Flightradar24でバルーンが飛んでいたので調べてみた【Project Loon】

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雑記
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Flightradar24に風船が飛んでいる?

Flightradar24は飛行機好きにはたまりませんよね。世界中の飛行機が今どこを、どの高さで、どの方向に向かって飛んでいるのかという情報をリアルタイムで見ることができます。

「世界中にこんなに多くの飛行機が飛んでいるのか!」という驚きがあったり、「自分の真上にいるあの飛行機はどこに向かっているのかな?」なんていうことを手軽に調べることができます。

通常は黄色い飛行機のアイコンがほとんどなのですが、先日、カリブ海付近を見ていたところ下の写真のようなバルーンが飛んでいるのを発見しました。プエルトリコから風にのってフワフワと東の方向へ流れていっていました。

5個のバルーンがカリブ海上を飛んでいました。
最近では、アメリカの上も数個飛んでいるみたいですね。

バルーンをタップしてみると、左下の方に「Project Loon」という単語がありましたので、これをヒントに調べてみました。

Project loonについて

携帯の基地局やアンテナを作ることが難しい地域にもインターネットを届けたいという目的で、グーグルを親会社とするLoon LLCという会社の計画のようです。電波塔の代わりにバルーンを中継基地とアンテナとして使うようです。拡大写真は次のようになります。

バルーンの下には10kgの小さい箱がついていて、バルーンの電子制御装置や、携帯の電波を中継するアンテナがついています。また風船と箱の間には100Wの出力の太陽電池パネルがついています。

wikipediaより

風船の中には空気よりも軽いヘリウムガスを充填して、最大に膨らませると大きさは15 x 12 mにもなります。

バルーンの膜はポリエチレンでできていて、厚さは0.076mmです。

さらに、バルーンの下には10kgの小さい箱がついていて、バルーン自体のの電子制御装置や、携帯の電波を中継するアンテナがついています。そして風船と箱の間には100Wの出力の太陽電池パネルがついていて、電力を供給しています。

このバルーンは約20kmの高度を飛ぶため、天候の影響を全く受けないようです。

寿命は約100日間飛行することができ、その後スタッフによって回収されます。繰り返し使うことによってアンテナを立てるよりも費用対効果が良いそうです。

Project Loonについて分かりやすい解説動画がありましたのでご紹介しますね。

Googleはこのようなものまで開発していて凄いですね。

2020年6月、仙台市上空で所属が未確認の巨大風船が目撃されたとのことですが、私は実はこのバルーンなのではないかとちょっと疑っています。

しかし、収益化の見通しが立たないとのことで残念ながらこのプロジェクトは解散となってしまうとのことです。

Alphabet、気球でネット接続の提供を目指すLoonを解散へ
グーグルの親会社のAlphabetは、子会社のLoonを解散することを発表した。Loonは成層圏を飛行する気球によってインターネット通信網を構築する、同名のプロジェクトから発足した企業だ。

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