SONYのハンディカムビデオカメラで撮影した動画を、直接Macに取り込んでffmpegを使って一括で変換することができました。
この作業で困っている方も多いと思いますので、私が行った方法を共有したいと思います。
AVCHDファイルとは
AVCHDとはAdvanced Video Coding High Definition
の頭文字を取ったもので、パナソニックとSONYが使っているハイビジョン動画記録フォーマット(ファイルシステム)です。
このAVCHDファイルシステムがMacと非常に相性が悪いという歴史があります。
Mac OS 10.6.7以上ではAVCHDファイルに対応して、iMovieで扱えるようになりましたが、複数ファイルは一括で変換することができません。
FFmpegとは
FFmpegは動画と音声を記録・変換・再生するためのフリーソフトウェアで、多くのファイル形式をサポートしています。
プログラムのダウンロードは下記のコマンドで行うことができます。
実際にMacで行った方法
AVCHDファイルの中身を見てMTSファイルをコピーする
AVCHDファイルはMacのFinderで見ても、複数の動画ファイルが一つのファイルになっていて中身を見ることができません。
そうすると、次のように中身の動画ファイルを見ることができますので、任意のフォルダーにコピーして下さい。
Homebrewのインストール
ターミナルを起動して次のコマンドを入力して、Homebrewをインストールします。
$ /bin/bash -c “$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)”
FFmpegのインストール
次のコマンドでFFmpegをインストールします。
brew install ffmpeg
ファイルを置いてあるフォルダーへ移動する
cdコマンドを使って、ファイルが置いてあるフォルダーへ移動します。
lsコマンドを使って、そのフォルダーにいるのかどうか最終確認します。
複数ファイルを一括変換する
最後に次のコマンドを入力します。
$ for f in *.MTS ; do ffmpeg -i $f ${f%.MTS}.mp4 ; done;
すると自動で複数のファイルを一括変換することができます。
処理速度は早くないですので、気長に待ちましょう。
$f.MTSとするとファイルの拡張子部分が.MTS.mp4になってしまいますが、
${f%.wav}とすると.MTSの部分を除いたmp4ファイルに変換することができます。
もしもmovファイルに変換したい場合は.mp4の部分を、.movに変えてください。
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