オミクロン株で再び入国者に対する水際対策が強化されてしまい、国と地域によっては強制隔離施設への入所が義務付けられるようになりました。
この記事では、成田空港着陸後から検査、ホテルまでの流れとホテルでの隔離生活の体験談を共有したいと思います。
事前にシミュレーションしておくことで、色々と準備ができることがあるかもしれませんので、お役に立てください。
空港到着から検査までの流れ
飛行機は16時30分に成田空港に着陸しました。
まず飛行機から降りると、空港職員の人に止められて、3列に並ばされます。同じ便の乗客を一群として連れられていきます。
書類のチェックがあり、唾液検査を受けます。
そしてアプリのインストールチェックと、それぞれのアプリの使い方の説明を一人ずつにしてもらいます。
その後検査結果を待合スペースで待ちます。こんな感じのところでした。
結局、私の場合は検査結果をもらったのが、21時30分頃でした。約5時間です。。。
途中に売店などはありませんでしたので、待機中は全く飲まず食わずの状態でした。お子さん連れの方は飛行機の搭乗前に、何か食べ物や飲み物を準備しておく方がよいかもしれません。
検査が陰性の場合には、このオレンジの紙がもらえます。
検査結果を受け取った後は
ここからさらに入国審査、荷物の受け取り、税関と続きます。
荷物はターンテーブルの脇にまとめてあります。
ここのセクションは比較的スムーズでした。
ホテル(強制隔離施設)への移動
これで終わりではありません。税関を通過後、同じ飛行機に搭乗していた人たちのグループでホテルまでのシャトルバスへ案内されます。
ここでまた、待機時間が2時間ぐらいありました。
ホテル側も一度にたくさんの人は受け入れられないため、ここもボトルネックになっているようでした。
結局、ホテルの部屋に到着したのは12時近くで、飛行機が着陸してから8時間後で疲れ果てました。。。
待ち時間に空港職員さんと話したところ、飛行機到着のラッシュ時はこのような感じになってしまうとのことでした。
検疫所が確保する宿泊施設はどこ?
強制隔離の施設は「検疫所が確保する宿泊施設」と呼ばれるそうですが、
「検疫所が確保する宿泊施設」ってどこ?って思いませんでしたか?
私がネットやSNSでかき集めることができた情報によると、次のホテルがありました。
- 羽田国際空港
- アパホテル両国タワー
- アパホテル東京潮見駅前
- アパホテル横浜ベイタワー
- ヴィラフォンテーヌグランド羽田空港
- 成田国際空港
- 東横イン成田
- マロウドインターナショナルホテル
- アパホテル京成上野駅前
- 関西国際空港
- ホテル日航関西空港
- 中部国際空港
- 東横イン中部国際空港1
ホテルはランダムに振り分けられるみたいです。オミクロン株の影響で強制隔離の対象者が多くなってしまったため、ホテルが足りなくなっているようです。めったにないケースだとは思いますが、成田空港に着陸した人が名古屋まで送られた人もいるみたいです。オミクロン株の流行次第によって、この他にも新しいホテルが追加される可能性があります。
強制隔離ホテルガチャ(2021年12月11日追記)
どうやら強制隔離のホテルがかなり足りなくなってきているようで、成田、羽田から日本各地に飛ばされるケースが多くなってきているようです。
強制隔離ホテルガチャと呼ばれるようになってきているとか。。。
東横イン成田の具体的な情報
具体的な毎日の生活の流れ、ホテルの備品、アメニティー、なども気になるところだと思います。
東横イン成田の知っておきたい情報、注意点などについても列挙したいと思います。
3日間は、基本は部屋から一歩も出てはいけません。もちろん館内のコンビニも行けません。部屋はこんな感じでした。
食事の時間は朝8時30分、昼12時、夜18時頃となっており、30分ぐらい前から係の人が食事をドアノブに掛けていかれます。こんな感じです。
ただし、すぐにドアを開けることはできず、「開けてよし!」という放送が流れてからドアを開けることができます。それまではドアノブに食事が掛けてあると分かっているにもかかわらず、お預け状態です。特に朝の放送が遅く、9時30分ぐらいに放送が流れることがありました。時差で朝早くから起きている身としては、結構つらかったですね。
食事は冷めた状態ですが、味は美味しいです。こんな感じです。
ユニットバスで、バスタブもあります。シャンプー、ボディーソープ、コンディショナーあり。
洗濯はできないですが、バスタブがあり、洗濯物をひっかける紐はありました。
水はペットボトルの水を無料で配給されます。フロントに電話をすれば、500ml容器または2L容器の水を持ってきてくれます。
ドライヤーあり、電気ケトルあり。小さい冷蔵庫あり。
外部からの差し入れ、デリバリー(ウーバーイーツ)などは可能だが、生ものや冷凍、冷蔵品は受け取れないとのこと。
アルコールの配達も禁止されているので、どうしても飲みたい人は入所時に持ち込むしかなさそうです。
WiFiは無料で接続可能です。
TVとBSチャンネルは見られました。
Twitter上ではペイチャンネルが見放題との投稿もありましたが、東横イン成田ではロックしてありました。
枕カバー、シーツ、タオルなどのリネン類はフロント電話したら持ってきてくれますが、回収はしてくれないので3日間部屋に置いておくことになります。
ゴミは部屋の前に置いて回収してもらう仕組みです。こんな感じです。
ホテルからの退出は入所後3日目です。ホテルに3泊することになります。例えば、火曜日にホテルに入った場合には、金曜日の朝に検査をして、その日の夕方16時頃に退所になります。
検査結果は、15時半過ぎに部屋に電話がかかってきて知らされました。バスの出発が16時と聞いていたので、やきもきしていました。
強制隔離後の自主隔離の場所への移動について
3日目にホテルから成田空港へバスで連れ戻されて解散となり、入国時に申告した自主隔離へ自分で移動しなければいけません。
強制隔離後であっても、帰国後14日間は公共交通機関には乗ることができません。
家族や親戚に迎えに来てもらうか、レンタカーや自分で手配したハイヤーなどに乗る必要があります。
ハイヤーを調べた中で一番安かったのがこちらでした。いわゆる乗り合いのタクシーですね。
ニアミー・エアポート・自宅(ホテル)と空港をドアツードアで移動することができる
・例えば羽田空港から東京駅までなら片道2,980円/人、子供は半額 (東京は23区に対応)
・例えば成田空港から東京駅までなら片道5,980円/人、子供は半額 (東京は23区に対応)
・3人以上はグループ割(1,500円OFF) ・新型コロナ対策で安心移動、少人数制(最大6名)
・フライトが遅延した場合、キャンセル料は無料です。
・成田、羽田、関西、伊丹、中部、福岡、沖縄でサービスを行っている
外国からの入国者は2週間、公共交通機関に乗ってはいけないので、念のため問い合わせをしました。
このハイヤーは公共交通機関は当たらないとのことであり、コロナで隔離が必要な人でも主要な空港(成田、羽田、関西、伊丹、中部、福岡、沖縄)から乗ることができます。
値段もかなりリーズナブルで、一人でタクシーに乗るよりは遥かに安い料金設定でした。
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