この記事の内容
この記事では私の経験に基づいて、海外赴任や海外留学をする時に実際に持っていってよかったもの、持っていけばよかったと思ったものをお伝えします。
今後新たに海外生活をされる方のお役に立てればと思います。
1 ICレコーダー(ポケットサイズ)
ダントツの1位はICレコーダーです。その中でも、小さいポケットサイズのものがいいと思います。
「私はネイティブ並に話せますので、英語は全く問題ありません」という人以外は絶対オススメです。
必ず役に立つと思いますので、持っていくことを強くオススメします。
ICレコーダーは色んな種類のものがありますが、このソニー ステレオICレコーダー ICD-TX650は他の会社のモデルよりも若干高めではありましたが、他社のものと比較すると非常に小さくてポケットに忍ばせることができるサイズなのが特徴です。
携帯電話の録音機能を使ってもいいのですが、専用のICレコーダーはレコーダーは音質が格段に違います。
そして携帯電話よりこのICレコーダーが良かったと思った一番の理由は、小さいので胸ポケットやズボンのポケットに入れられることです。
こんな感じでポケットに入れることができ、Tシャツで隠れてしまいます。
本体の側面に録音ボタンがあり、押せばすぐに録音がスタートされますので、人に気づかれないように録音することができます。
海外で役に立ったシーンをいくつかご紹介します。
日常の場面において
海外では常に相手との交渉の連続になりますが、渡航した当初は耳も慣れていないため、相手が話している英語が聞き取れないことが多くあります。
残念ながら外国人はいい人ばかりではありません(もちろんいい人もたくさんいますが)。
日本人が思っている以上にモラルがない人が多くて、平気で嘘をついたり、ちょっと騙してやろうかと考えている人が結構います。
そのような人とも交渉することがあり、予期せぬトラブルに巻き込まれたり、言った言わないの水掛け論になったりすることもあります。日本語だと言い返せるのに、英語だと言いたいことが言えなくて、泣き寝入りしてしまう、なんてことになり得ません。
大きな買い物をする時や大事な交渉をする時は、私はそういうリスクを減らすために、このICレコーダーを常にズボンのポケットに忍ばせておいて、何かの時にはこっそり録音していました。持っているだけでも安心できました。
仕事の場面において
仕事では、このICレコーダーは私の英語力アップに大活躍してくれました。
会議やカンファレンスで聞き逃したことを後で聞き返したり、講演会やセミナーなどでは「この表現はかっこいいな」というものをパクっていました。
また、自分の英語プレゼンの練習ではこのICレコーダーで録音して聞き直すことによってフィードバックしていました。
最初は自分の話している英語を聞くのは恥ずかしくてしょうがなかったですが、これを乗り越えることで英語力が上がったような気がします。
16GBも容量があるので、高音質で録音することがなければメモリ不足で困ることもありませんでした。4年間使っても十分のメモリ容量でした。
マイク感度も非常によく、大きな講堂でも机の上に置いておけば問題なく録音することができます。
電池も長く持ちます。一回充電すれば、数時間は録音することができます。
SONYタイマーは発動せず、4年間問題なく稼働してくれました(笑)。
私の周りの方で持っていた方は意外と少なかったですが、海外へ赴任、留学される方にはNo1でおすすめしたいものです。
このICD-TX650もロングセラーでまだ販売されているようですが、
現在はさらに小型化されて、リモコン機能もついた進化版のICレコーダーも発売されているようです。
ICD-TX8002 セルフカットのバリカン、はさみ
第二位はこちら!セルフカットのバリカンです。
はっきり言って、アメリカの床屋のレベルは「かなり」低いです!
この事実は日本ではあまり知られていませんが、海外に留学や駐在したことがある人では周知の事実となっています。
日本でいう1000円カットに当たる”Supercuts”や”Sports Clips”のようなところがありますが、日本の1000円カットと比べるのは失礼なぐらい、質が悪いです。
かといって安いわけでもなく、このような安いところでも最低20ドルぐらいしますので、チップや消費税などを合わせると、30ドル近くになりコストパフォーマンスがかなり悪いです。
子供の散髪用にバリカンを持っていっており、子供のカットは自宅のカットで十分でした。
髪を切ったことないし、ちゃんと切れるのかな?
そのような不安を持たれている方も大丈夫です。このパナソニックのバリカンは、付属の説明書がとても親切でした。いくつか種類がありますが、アタッチメントが多いタイプをオススメします。
私も海外に行くまでは、自分も含めて他人の髪を切ったことはありませんでしたが、試しに自分の髪の毛を鏡を見ながら切ってみたら思いのほか普通に切ることができました。仕上がりもアメリカの床屋以上になります。
付属の説明書にはそれぞれのアタッチメントの使い方と、何種類かの髪の切り方を図解してありましたので、初めてでも問題なく切ることができました。
このパナソニックのバリカンは水洗いができるのも良かったです。4年間使い続けましたが、付属のオイルをさしていれば特に問題なく動いていました。
バリカンだけでは、耳まわりや襟元に毛が残ることがあり、仕上げが必要になります。
仕上げには普通のハサミでもいいと思いますが、こだわる方はヘアカット用のハサミもいるかもしれません。
私は、お風呂場でハダカで切っていましたが、髪が散らかるのが気になる方は散髪用ケープも持っていったほうが良いでしょう。
セールスマンなどの対人関係が重要な方は、ちゃんとしたところで身だしなみを整えた方が良いかもしれませんが、研究職や学生の方は節約にもなりますのでバリカンを持っていって自分で切ったほうが良いと思います。
2、3回髪を切れば元は取れますので、持っていって損はないと思います。
3 文房具
文房具の質については、日本が圧倒的に優秀です。
ボールペン
ボールペンは色々種類がありますが、私はこのジェットストリームが好きでした。
特に4色ボールペンは外国人にとっては珍しいようで、下記心地もよいこともあり、机の上に置いていたら勝手に取っていかれていました。
フリクションボール
また、消えるインクを使っているフリクションボールも外国人には珍しいみたいで、日本から外国人へのお土産としても使えます。
小切手には使わないようにしてくださいね。
クリアファイル
アメリカにいくとよく見ると思いますが、この写真のような紙のファイルが一般的で、クリアファイルはほとんど見かけません。
クリアファイルに慣れている方は、日本から持っていったほうが良いと思います。
縦書きの便箋
意外と日本に手紙を書くことがあり、縦書きの便箋がなくて探し回ったことがありましたので、一冊持っていくと良いと思います。
4 常備薬など
ウコン
日本では、飲み会の直前にコンビニに寄って、ウコンを飲んで飲み会に参戦!というパターンでしたが、アメリカにはそもそも日本のようなコンビニがないし、ウコンはどこを探してもありません(通販などで手に入るのかもしれませんが、結局見つけることができませんでした)。
海外では日本ほど飲み会は多くないですが、パーティがあったりと、それなりに飲む機会はありますので、日本でウコンを飲んでいた方は持っていくことをオススメします。
熱冷まシート
子供はよく熱を出すので、熱冷まシートはよく使いました。
アメリカにも類似品はありますが、4枚入り3個パックで$10以上しました。
抗アレルギー薬、胃酸を抑える胃薬などはCostco(コストコ)や薬局などで処方箋なしで買うことができるので、日本から持っていく必要はないと思います。
5 海外赴任保険、海外留学保険(JALファミリークラブの保険)
海外赴任保険、海外留学保険は取り扱いの保険会社がいくつかありますが、その中ではJALファミリークラブの保険が有名で、保険内容が最も充実していると思います。
私もこれに加入していました。
アメリカでは盲腸の手術でさえ数百万円請求される、という話を聞くことがあると思います。私も最初は「またまた、少し話を盛ってるんじゃないの?」と思っていましたが、これは本当です。私の身近で手術された方が本当に請求されていましたので、間違いないです。
ICUに入るような重病になってしまうと、数千万円以上の医療費がかかることも珍しくないです。このようなニュースもありましたね。
日本の医療制度に慣れてしまっていると信じられないような額ですが、海外ではこれが現実です。
こんなに高額の請求をされると、もう破産するしかないですね。
いくつかの保険と比較してJALファミリークラブの保険が良い点としては、全て日本語対応してもらえ、世界で50万ヶ所以上の医療機関でお金を払わず(キャッシュレス)に受診できるという点ですね。つまり、立て替える必要すらないということです。
幸い私は高額の医療費を使うことはありませんでしたが、
自転車が盗難にあったときは、「生活動産、身の回り品補償」で対応してもらい本当に助かりました。価格を証明するものとしてレシートが必要ですので、何か高額なものを買った時は保管しておきましょう。
この保険の注意点としては渡航後は申込みができませんので、必ず出発前に加入して下さい。
私はこの保険に入っていることで、安心して海外生活を送ることができました。
資料請求だけでもされてみて、比較検討することをオススメします。
6 iPad
お子様連れの方はiPadとAmazonプライムのセットをオススメします。
海外へ行くと、飛行機や車で長時間の移動をする機会が多くなります。
子どもたちは暇を持て余して騒いだり、落ち着きがなくなったりしますが、どうしても静かにしてほしい時がありますよね。そのような時にiPadをリュックに忍ばせておいて、幼児用のアプリで遊ばせたり、Amazonプライム・ビデオの子供向け番組を見せたりしていました。
移動中はWiFiもつながらない環境が多くありますが、Amazonプライム・ビデオはiPadにダウンロードすることができるので、前もってiPadの中に入れておけば大丈夫です。
また、子供にビデオを見せる以外に自分でも活用することができます。
私はKindleのアプリを入れてiPadで読書をしていました。
KindleのアプリはKindle PaperwhiteやKindle Fireだけではなく、iPadにも入れることができます。
定額で読み放題ですので、時間がある時の読書にiPadが重宝しました。
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